Wilson(ウィルソン)の歴史 / WILSON HERITAGE

1913

誰にも見向きもされずに捨てられていた精肉後のスジや皮。そうした副産物の再利用をビジネスチャンスとして考えたのが、精肉業者の Schwarzchild & Sulzberger(シュバルツチャイルド&ザルツバーガー社)です。同社は、そのビジネス実現に向けてAshland Manufacturing Company(アシュランド・マニュファクチャリング社)を設立します。こうして、米国シカゴに誕生したのがWilsonの前身なのです。

1914<

アシュランド社は更なる研究を推進し、外科用の縫製糸とテニスラケット、ストリング、2種類の野球用シューズを開発します。設立後1年足らずで、同社はスポーツ用品に専念すべく親会社から独立。革新的な技術と絶対の品質を武器に、会社を大きく成長させ、アスリートとスポーツ界への貢献を目標に掲げ、躍進をはじめたのでした。

1916

ニューヨークの銀行に買収されたことを機に、当時全米で絶大な人気を誇った第28代大統領ウッドロー・ウイルソンにあやかり、社名を“ウイルソン”に変更...も、米国法務局から大統領の名前を使用することを禁止する通達が届いてしまいます。そこで、苦肉の策として当時、一介の社員に過ぎなかったトーマス E ウイルソンをなんと社長に抜擢して、社名を“Thomas E.Wilson Co.(トーマス E.ウイルソン社)”に変更します。社名変更後に、競技用のユニフォームや衣料品を製造するためにHetzinger Knitting Mills(ヘッツィンガー・ニッティング・ミルズ社)を買収。この頃からWilsonブランドがアパレルの歴史をスタートさせています。

1919

トーマス E.ウイルソン社は、Western Sporting Goods(ウェスタン・スポーティング・グッズ社)と販売契約を結んでユニフォームのトップメーカーとなったほか、野球チームのシカゴ・カブスのオフィシャル・サプライヤーにもなりました。

1931

会社名をWilson Sporting Goods Co.(ウイルソン・スポーティング・グッズ社)に変更。 その後、多くのプロスポーツプレイヤーに愛され、そのグッズ、ウェアは多くのメディアを賑わすこととなります。これまでWilsonを愛用してきたプレイヤーには、ベースボールの神様と伝えられるベーブ・ルース、カーディナルスのロジャー・ホーンズビー、テニス界では、近代テニスの父と呼ばれたジャック・クレイマー、スタン・スミス、アーサー・アッシュ、ジミー・コナーズ、ジョン・マッケンロー、ビリー・ジーン・キング、トレイシー・オースティン、クリス・エバート、そしてバスケットボールにおいては、シカゴ ブルスの天才プレイヤーマイケル・ジョーダンという素晴らしいメンバーが名を連ねています。

2008

これまで、その時代の最先端テクノロジーでシリアススポーツのグッズ、ウェアを展開してきたWilsonが、その技術とノウハウに、創業当時のデザイン、ディテールを融合させた、全く新しいカジュアルウェアをスタートさせました。

 

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